
小松壽賀子さん
半世紀以上続く店を守る女店主は パソコン歴2 0 年、商店街のW E B 担当
戦後、佃煮や惣菜をメインにした店から病院のお見舞い用のギフト商品へと、取り扱う品を時代とともに変えてきたそうです。壽賀子さんがお嫁に来たのはまだ惣菜を扱っていた昭和41(1966)年、それから23 年後に夫の衛さんを亡くしました。一番下の子はまだ小学生。義父母とともに店を切り盛りし、3 人の子を育て上げました。当時、義父が目をつけたのが、かぶら寿しです。当時は青かぶらを使うのが主流でしたが、より食感の柔らかい白かぶらを使った商品を開発。これが著名な料理研究家や全国誌に取り上げられ、一大ヒット商品になりました。今でも北海道から沖縄まで顧客を持つ小松屋の看板商品です。 商店街活動にも昨年までの22 年間、役員として精力的に携わってきた壽賀子さん。その中でも目を見張るのがパソコン歴20 年の腕前です。商店街のホームページ、フェイスブックなども壽賀子さんが担当、制作しています。「これからも石引の元気を伝える活動を応援していきたいですね」。
戦前の衣料雑貨店のころからあるという福助人形。お店の片隅に大切に飾られています。
特製かぶら寿し
写真は1 枚を対角線上に切ったもの 1 枚約1,000 円~ 1,200 円(税込)
佃煮
左から順に、くるみ煮とごり佃煮、割れたクルミを使った花くるみ くるみ煮とごり佃煮は100g 972円、花くるみは100g 648円(税込)
ホームページ
お店のホームページも自作。商品撮影も壽賀子さん自身によるもの
店舗
かぶら寿しや佃煮など金沢の伝統的な名産品のほか、贈答用の酒類なども並ぶ
かぶら寿しや佃煮などの名産品、酒類などを取り扱う。1950年に壽賀子さんの夫・故 衛さんの両親が衣料雑貨店から食料品店に業種を変えて開業、以来67 年続く老舗。
住所 | 金沢市石引2-6-11 |
URL | http://komatsuya-kanaza.sakura.ne.jp/ |