ひがし洋傘店洋傘店

東 法子さん

「どなたがお差しですか?」から始まるおもてなし 憂鬱な雨の日でも気分晴ればれ、素敵な傘との出合い

両親の跡を継ぎ、50 年以上もこの道一筋で働く東法子さん。取り扱う傘はなんと300本以上に及び、天井にも何本もの傘がつり下がっています。一番種類が多いのは婦人用傘。東さんにお似合いの落ち着いた上品な傘が多いようです。 お客さまが来店すると「どなたがお差しですか?」とやさしく質問。傘を使う人の身長や体格などを聞き、その人をイメージしながら合う傘を紹介するそう。的確なアドバイスは、半世紀に渡って積み重ねてきた経験が基になっています。骨が折れた傘の修理を依頼されることもあり、ひとつひとつ丁寧な手作業で修理します。「この店で買ってくれた傘を修理に持ってきてくれると特別な思いがしますね」。 仕事のポリシーを尋ねると「婦人用傘は同じ傘を絶対に仕入れません」と力強く答えてくれました。「同じものを持っている人を見かけるとがっかりしてしまいますから」と女心をしっかり把握したプライドのあるお店です。

店主の心配り

荒間毛糸店さんが講師になって毛糸教室を開催したときに学んだ編み物。今も趣味のひとつとして続けており、作った毛糸たわしはお客さまにプレゼント。

2 種類の明るい青色のストライプに、赤いリボンがあしらわれたかわいい傘。お手頃価格ですが、骨はしっかりしていて長持ちする 700 円(税込)

「柄も色も気に入っています」と、東さんが一番おすすめする傘。淡い色合いとワンポイントの花柄が女性らしさを引き立てます。大きさの割にはとても軽いのも特徴 10,260 円(税込)

床から天井まで並べられるところには色とりどりの傘がずらり。店内には姿見も置いてあり、傘もファッションのひとつであるという店主の思いが感じられる

ひがし洋傘店

大正時代に和傘店として創業、今では県内では数軒しかない傘専門店。昭和20(1945)年頃に洋傘店に転身。東さんがひとりで仕入から販売、修理まで手がけています。

住所金沢市石引1-15-30