平野屋生菓子店

平野久史さん

素材の持ち味を生かした自然の美味しさで勝負 生菓子ならではの風味を大切にしている

金沢では藩政時代から、祝い菓子の「五色生菓子」、夏の「氷室まんじゅう」など各種生菓子が暮らしに彩りを添えてきました。そんな金沢ならではの菓子文化とともに歩んできたのが、明治35(1902)年創業の平野屋です。 生菓子の専門店だけあって、店頭ではその日の朝に作った四季折々の生菓子を販売し、祝い事を控えたお客様の注文に応じて紅白まんじゅう、ころころ餅、赤飯などを作っています。3 代店主の平野久史さんは、「保存料などは使わず、素材の持ち味を生かした自然の美味しさ、生菓子ならではの風味を大切にしています」と話しています。 春の花見だんごや桜餅、初夏の柏餅、夏のくず餅など季節とともに品目は変わりますが、おはぎやえんどう餅、草餅など1 年を通して販売している商品もあります。「ありがたいことに、親の代からのお客様から注文をいただくこともあり、毎日心を込めて作っています」と平野さんは表情をほころばせます。

店主のお気に入り

昭和63 年に現在の店舗を建てた時、新築祝いにもらった招き猫。それ以来、生菓子のガラスケースの上で福を招いてくれています。

柏餅

柏餅は初夏の味覚。こしあんと餅に柏の香りが絡み、独特の風味がある 1 個130 円(税込)

草餅

よもぎを練り込んだ餅でつぶあんを包んだ草餅。よもぎの香りが特徴的 1 個130 円(税込)

赤飯

近隣の神社で春・秋祭りが催される頃は毎日、赤飯を販売している

餅つき機

機械の動力は使っても、臼と杵で餅をつく原理は昔のまま

分銅はかり

今はあまり使わないが、正月用の餅米が大量に持ち込まれた時に使う

平野屋

店の正面に朱色で刻まれた「平野屋」の文字が印象的です。店内のしつらえはいたってシンプルで、ガラスケース内の木箱に並ぶ餅やまんじゅうの生菓子がいかにも美味しそうです。

住所金沢市石引1-13-31