
石津玲子さん、本郷啓子さん
手作りの楽しさを伝えたい 母の跡を継ぎ、姉妹が2 人3 脚で営む老舗毛糸店
昭和27(1952)年ごろ、母の知子さんが創業しました。編み物も花嫁修業の一つだった当時、次女の玲子さんによると「あの頃はたくさんの生徒さんでにぎわっていた」と振り返ります。年配の常連客によると「毛糸といえば荒間さん」といわれるほどの品揃えで、それは今も変わりません。 姉の啓子さんは石川県編物協会にも所属し、ニットショーにこれまで数多く作品を出展するなど「編み物のプロフェッショナル」。啓子さんは「一本の糸から何でも創り出せる、どんな表現もできるのが編み物の魅力。そして完成したときの達成感も大きい。編み物の楽しさをできる限り教えてあげたい」と話します。店の2 階では講師を招いてエコクラフトや粘土を使った小物作りなど、さまざまな手芸のワークショップも開催しています。「手芸仲間が集まると本当に楽しい」(玲子さん)。お店に今日もにぎやかな笑い声が響きます。
開店当初から扱っているハリウッド化粧品。月3 回ハリウッド美容部員によるスキンケアのお手入れ美容相談もしています。
並びきれないほど種類豊富な毛糸
多種多彩な毛糸を販売。洗剤なしで使えるタワシになるアクリル毛糸で編んだペンギン(タワシ)など
ワークショップ
店舗2 階のスペースを利用して不定期でワークショップを開催。この日はエコクラフトでバッグ作り。「楽しいよぉ~」(参加者)
編み物教室
毎週木曜日に開催。30 ~ 80 代と年齢もさまざまな女性が一緒に楽しそう
啓子さんの作品
店内に飾ってある啓子さん作のニット